スーパーカブ(JA44)のテールランプが点灯しなくなった場合の対処法について説明します。

テールランプとは尾灯ともいわれ、ブレーキランプと同じ電球で光りますが、ブレーキランプが点いていない間、ブレーキランプよりも弱く光っているランプのことです。

先日出かけようとしてエンジンをかけたところ、テールランプが点灯していないことに気が付きました。

スーパーカブ(JA44)はライトは常時点灯なのでブレーキをかけていなくてもテールランプは点灯するはずですが、これが点かなくなっていました。

ということでこの場合の対処法について説明します。

テールランプが点灯しない原因

テールランプが点灯しない原因として考えられるのは

  • 電球の球切れ
  • 電球の接触不良
  • 配線の不具合
  • バッテリー切れ

です。

ランプがつかないのは電球切れと思ってしまいがちですが、そうでない場合もあります。

接触不良や配線に異常がある状態で電球を交換しても、点かないことがありますので、電球以外の原因も想定しておく必要があります。

今回は、ほかのランプは点灯してエンジンも始動できる状態だったのでバッテリー切れでないのは明らかでした。

いずれにせよ、まずは電球を外してみてチェックしてみる必要があります。

対処方法

テールレンズと電球の外し方

ということでテールランプのレンズを外してみます。

JA44の場合は、テールレンズの下にある2本のネジを外して手前に引けばレンズが外すことができます。

 

パッキンがついていますので、丁寧に取り外します。

 

レンズが外れたら電球が見えます。

 

この電球は手前に引っ張ると外すことができます。

 

取り外した電球を見てみると、ガラス部分が少し黒くなっています。

電球の交換方法

電球を交換する場合は、新しい電球をはめて取り付けるだけです。電球は12V 21/5Wです。

たまたまストックで持っていた電球をはめてみると無事点灯しました。

そして念のため取り外した古い電球をもう一度取り付けてキーをオンにしたところ…、こちらも点灯しました笑

 

単に接触不良だったようです。接触不良は汚れや酸化が原因といわれますが、それなりの期間乗っているとそういったことが起きてもおかしくはないですね。

接触不良の場合は、電球の接触部分(電球の付け根の金属部分)に接点復活剤を塗布すればたいていの場合は復活します。

を紙やすりなどで磨くという方法もありますが、接点復活剤を塗布しておくのがベターだと思います。

今回の場合は電球のガラス部分が少し黒くなっていたので、新しい電球に交換でもよいとは思います。新しい電球を取り付ける場合も、接触部分に薄く接点復活剤を塗っておいてもよいでしょう。

電球の取り付けは、ソケットに差し込むだけです。

 

電球は上下どちらにしてもテールランプ、ブレーキランプともに一応点灯はします。

しかし、もともとは以下の画像のように、細い針金が3本、下から上に向かっている方向に取り付けられていましたので、この向きにしておくのが無難です。

おそらくブレーキランプが点灯したときに、針金が上に3本かぶさっているよりも下にあったほうが光が上に拡散しやすく視認性がより良くなるからだと考えられます。

 

電球を取り付けたら、レンズを元通りに取り付けますが、その際、パッキンは車体側に溝があるのでそこへはめてからレンズを取り付けるとスムーズに取り付けできます。

 

ネジを締めて作業終了です。

おわりに

ということで、今回テールランプが点灯しなかったのは接触不良が原因でした。

車体後ろ側にあるランプなので、意識的にチェックしないと点灯していないことに気づかないまま走行してしまうおそれがあります。定期点検だけでなく、日ごろの走行前点検も大事だと改めて気づかされました。

重要な部分なのでこまめにチェックしていきたいと思います。

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