現在乗っているスーパーカブ110(JA44)は、新車で購入して6年以上経ちました。
時がたつのは早いもので、来年の3月になれば7年目になります。新車で購入したバイクなので「新しいバイクに乗っているのだ」という感覚で乗っていたのですが、2022年には新型のJA59が発売されJA44は現行型ではなくなっています。
ここ1、2年は以前に比べて乗る頻度は減りましたが、走行距離は4万6千キロをこえました。
最近ふと、バイクを乗り換えようと思い立ちました。
現行型のスーパーカブ110(JA59)は、キャストホイールにディスクブレーキ&ABS装備等、大きく進化しています。発売当初は特に興味をひかれなかったのですが、最近になって急に現行型に興味が出てきました。
乗り換える前に、7年近くスーパーカブ110(JA44)に乗ってきた集大成としてバイク現在の状態と、乗ってきて感じた長所や短所などについてまとめておきたいと思います。
現在の状態
バイクの現在の状態について記します。
現在、不具合と感じる所はありません。エンジンはセル一発でかかりますし、走る、曲がる、止まるの基本動作も全く問題ありません。
ただ、サビ(錆)が出てきているところがあります。
目についたところは以下のようなところです。
ホイールの内側
マフラーのフランジ付近
リアサスペンションの外側表面
その他、リアウインカー裏側のメッキ部分もくすんできています。
これまでの故障やトラブル
これまで大きな故障やトラブルはありませんでしたが、次のようなことがありました。
ギアチェンジのトラブル(新車から1万キロ程度まで)
気になったところは、新車で乗り始めてから1万キロを超えるくらいまでは、2速から3速にシフトアップするときに、うまくギアチェンジできずニュートラル状態になってもう一度チェンジペダルを踏んで3速になるということが頻繁に起きていました。
バイク屋さんに見てもらいましたが、異常はないのでしばらく様子見ということで返却されました。
ただ、1万キロ以上走ったあたりから徐々にそういった症状はなくなり、現在では全くそういった症状はなくなっています。ギアの当たりがつくまでに時間がかかったということでしょうか。
おそらくこれは欠陥ではなく個体差によるものだと思われます。
テールランプの接触不良
上の項目のギアチェンジ以外でのトラブルらしいトラブルと唯一いえるのは、テールランプが点灯しなくなっていたことがありました。
JA44は、エンジンをかけているときはライトが常時点灯していてテールランプの点灯しますが、ある日点灯していないことに気が付きました。
電球切れだろうと思いましたが、接触不良でした。
接点復活剤を少し塗布すると点灯するようになりました。
これまで大きなトラブルは無し
日ごろの基本的なメンテナンスをすることは前提ですが、それをしている限り故障やトラブルはほぼ皆無といえると思います。
エンジンオイル、オイルフィルター、タイヤ&ブレーキ、チェーン&スプロケット、プラグ、エアクリーナー、バッテリー等を定期的に点検してメンテナンスしていれば、少なくとも数年間は故障知らずで乗ることができると思います。
この点はさすがスーパーカブ!と感じます。
では次に長所と短所についてまとめます。
JA44の長所
以前JA10に乗っていた時にも同じようなことを書きましたが、JA44の長所と感じているところは以下です。
- 経済的(燃費が良い・維持費が安い)
- 積載性がよい
- 耐久性がある
- パーツが豊富
- 扱いやすい
- リセールバリューが高い
特に上の二つは多くの人に知られていることでもあります。
燃費は乗り方にもよりますが、リッター60kmは軽く超え、それ以上の燃費で走ることも十分可能で、他のバイクと比べて燃費が良い傾向にあります。
また、消耗品やアフターパーツなどが手に入りやすく、パーツ代もリーズナブルなものが多いため維持費も少なくすますことができます。
ノーマル状態では大型のリアキャリアが付いていますが、それに加えてボックスを取付けたり、前カゴをつけたり工夫次第でかなりの荷物を積むことができるバイクになります。
一度こういう荷物をたくさん積めるバイクに乗ると荷物があまり積めないバイクには乗りたくなくなってしまいます笑
また、荷物がたくさん積める一方で、車体がコンパクトなので取り回しがしやすく、狭いところでも扱いやすいのも利点です。
最後に、スーパーカブは世界的にも人気があるため、バイクを手放す場合に高く売れやすいということも長所です。
JA44の短所
次は短所についてですが、実はあまり短所といえるような点は感じていませんが、強いて言えばというレベルで感じていることについてあげるとすると、以下の点です。
- 高速度での振動と騒音
- 車体が貧弱
- 高速に乗れない
- カウル類が取り外しにくい
一番気になる点は、速度を50キロ程度以上出した時の振動とエンジン音です。
エンジンは高回転になると同時に音も大きくなります。バイクの構造上、仕方のないことだとは思いますが、高速度域でエンジンの回転数が抑えられたらいいのにと思います。
車体がコンパクトである反面、速度が速くなると大きなバイクに比べて車体が頼りなく感じることもあります。そのため、高速度でロングツーリングといった使い方には向かないと思います。
これも仕方のないことですが、排気量が125cc未満の110ccなので、高速道路を走ることはできません。
その他昔のいわゆる鉄カブスーパーカブに比べるとカウル類の脱着がしにくいです。そのためは昔の株と比べるとメンテナンス性は少し下がっていると思います。
さいごに
近いうちに新しいスーパーカブに乗り換えようと思っているので、これまでJA44に乗ってきた集大成として、長所と短所についてまとめてみました。
JA44に乗ろうと考えておられる方をはじめ、どのモデルにするか考えておられる方々の参考になれば幸いです。