この記事では、スーパーカブ(JA44)のリヤブレーキをかけてもブレーキランプ(ブレーキライト)が点灯しない場合の対処法について説明します。
正常な状態であれば、フロントブレーキだけかけた場合、リヤブレーキだけかけたをかけた場合、両方かけた場合、いずれの場合にもブレーキランプが点灯します。
ブレーキランプが点灯しない原因は主に以下のようなものが考えられます。
- 電球切れ
- リヤブレーキランプのスイッチ(ブレーキライトスイッチ)の不良
- 配線の接触不良
今回は、リヤブレーキランプのスイッチ(ブレーキライトスイッチ)が原因であるものについて取り上げます。
ちなみに電球切れや電球の接触不良などは以下の記事を参考にしてください。
スーパーカブ(JA44)のテールランプが点灯しない時の対処法&電球の交換方法
確認方法
リヤブレーキをかけてブレーキランプが点灯しないかどうか作業前に今一度確認しておきます。
ますエンジンキーをオンにします。
テールランプ(尾灯)が点灯していることを確認します。
フロントブレーキをかけて(ハンドルの右側のブレーキレバーを握って)みてブレーキランプが点灯することを確認したのち、リヤブレーキ(右側足元のフットブレーキ)をかけてみます。
フロントブレーキをかけた時は点灯したにもかかわらず、リヤブレーキ(だけ)をかけた時は点灯しない場合は、スイッチを調整してみます。
もしスイッチを調整してもブレーキランプが点灯しない場合は、スイッチの故障等、別の原因が考えられます。
リヤブレーキランプスイッチの調整方法
リヤブレーキのスイッチは、エンジンオイル注入口の奥付近にあります。
リヤブレーキランプの調整は簡単です。工具も不要で上部のアジャスタを手で回すだけです。ちなみにフロントブレーキのブレーキランプスイッチにはこのような調整する機能はありません。
上から見て右回りはオンの方向、左回りはオフの方向になります。ブレーキをしてもブレーキランプが点灯しない場合はアジャスタが緩んでいることが多いので右回り(オンの方向)に回して調整します。
調整するときは、スイッチ本体を押さえた状態でアジャスタを回します。スイッチ本体を回すと内部で断線するおそれがあります。
リヤブレーキを操作してブレーキが効く少し前に点灯するように調整するのが規定です。ついでにリヤブレーキの遊びも点検しておきます。
回しすぎるとブレーキをかけていない状態でもブレーキランプが点灯した状態になりますので注意が必要です。
逆にリヤブレーキをかけていないのにブレーキランプが点灯したままになる場合はダイヤルを左回りに回して緩めて調整します。
調整できたら作業終了です。
おわりに
日ごろから意識的にチェックしていないと、リヤブレーキをかけてもランプが点灯していない状態になっていることに気がつく機会は少ないと思います。
ブレーキは頻繁に使うものですので、それに連動するスイッチも使用期間が長くなれば調整する必要が出てきます。
ブレーキランプが点灯しないと安全上問題がありますので、日常点検を怠らないようにしましょう。