管理人は、これまで乗ってきたスーパーカブ70(C70DX)から新車のスーパーカブ110(JA10)に乗り換えました。
実際に新しいスーパーカブ110に乗ってみて、以前乗っていたカブと比較してどう感じたのか、良い点・悪い点などについてまとめてみたいと思います。
ちなみに、2017年11月発売のモデルJA44とJA10の比較については以下の記事に書いています。
新型スーパーカブ110(JA44)|旧型JA10との比較:前編
新型スーパーカブ110(JA44)|旧型JA10との比較:後編
目次
良い点
良いと感じた点は以下です。
- キレイ
- カッコいい
- 燃費がいい
- パワフル
- 音が静かで振動が少ない
では順番に説明していきます。
キレイ
当たり前ですが、新車ですからキレイです。
長年新車とは縁がなかったので、新車ならでは輝きや乗り心地はやはり気持ちいいです。
カッコいい
この型(JA10)はライトが四角いことから「角目」のカブとも言われ、前モデルまでの丸型のライトから全体的なスタイリングも含めて大きくモデルチェンジしました。
日本のユーザーにはこのスタイリングには賛否両論があり、カブファンの間でも丸目ライトを好む声もあるようです。
ただ、海外ユーザーの間では丸目のライトはすこぶる不評だということもあって、現行モデルのようになったと言われています。
私自身はあまりスタイリングにこだわりはもっていない人間でしたので、「新しい感じがする!」ということから、このスタイリングはカッコよく感じられて、結構気に入っています(笑)。
燃費がいい
あくまでC70DXとの比較ですが、排気量が大きくなってパワフルになったにもかかわらず、燃費が良くなっています。
C70DXの燃費が50Km/L台がほとんどだったのに対し、スーパーカブ110では普通に乗っても60Km/L前後は出ているようです。
これは結構驚きです。やはり日本の道路事情に合わせた最適なセッティングになっているように思います。
パワフル
C70DXと比べると、当然ですがパワフルです。低回転時のトルクが感じられます。
ですから、低中速時はあまり回転数を上げなくても走ることができます。
音が静かで振動が少ない
C70DXは高回転型のエンジンだったので、どうしてもエンジン音と振動が大きくなりがちでした。
それに比べるとスーパーカブ110は、大幅に静かで振動も少ないです。高回転まで回してもC70DXに比べても大幅に少ないです。そもそもの設計が違うので当然なのかもしれませんが。
微妙な点
微妙な点は以下です。
- 質感が良くない所がある
- リアキャリアが小さい
- 耐久性は未知数
ひとつずつ見ていきましょう。
質感が良くない所がある
スーパーカブ110の全体的な質感がちょっと微妙なところがあります。
一つは、タンデムステップ(リヤステップ)を出したり戻したりすると、タンデムステップを固定している金具の角部分の塗装がすぐに剥げてしまうことです。
また、機能的には問題ありませんが、リアキャリア下の樹脂製のカバーを止めているネジ部分の穴がちょっとズレていたりすることです。
リアキャリアが使いにくい
あと、リアキャリアがテールランプに合わせて角が取れているので積載性が若干劣るのではないかということです。見た目にはカッコいいのですが…。
それと、リアキャリアの下部分のスペースが狭いため、ボックスなどを取り付ける際にちょっと苦労しそうなことも気になります。
耐久性は未知数
現行モデルは、リトルカブを除いては中国生産になっています。
旧型までの日本製のものは、きちんとメンテナンスをしていれば10万キロ以上走ることも問題ないと言われてきました。また新車登録から20年以上経過したカブも平気で中古車として出回っています。これは裏を返せば古くて走行距離が多いものでも十分に走るということです。それだけ耐久性があるということですね。
これまで乗ってきたC70DXも、もともと程度はあまりよくないものを譲り受けたものです。そこからメンテナンスを施して4万キロ以上走らせたのですが、エンジンが動かなくなって困ったことは一度もありませんでした。
最近も1日で250キロほど走ったことがありましたが、全く問題ありませんでした。実体験としても旧カブの耐久性はある感じます。
これと同じくらいの耐久性が現行モデルでも期待できるのかどうかというところです。バイク屋さんにこの点を聞いてみたことがありましたが、そこは未知数だとの答えでした。
管理人は現行モデルへの期待の意味も込めて、中古のJA07ではなく現行モデルのJA10を購入したので頑張ってほしいところです。
欲を言えば…
旧カブとの比較ということからは外れますが、ぜひ欲しいと思ったのはスピードメーター左部分のスペースのところのシフトインジケーターです。
これは現在バイクのギアが何速に入っているのかを1~4のランプが点灯するもので、どのシフトポジションにあるのかを表示するものです。実際店頭で売られているものを見たとき、すごくうらやましく思いました(笑)。
日本で正規に販売されているモデルにはない機能です。
タイで売られているカブ(スーパードリーム)にはあるようですが、日本向けのものにはありません。3速か4速どちらに入っているのかわからなくなることがあるのでオプションででも付けてほしかったところです。
ベトナム製のカブにはトップギアとニュートラルのみ点灯するランプが装着されているそうですが、最低限こちらの機能でもいいです。
本家本元の日本向けにはこういった機能がなく、新興国向けのものに日本人が憧れるという逆転現象が起きています(笑)。これも時代の流れですかね。
さいごに
以上がスーパーカブの新旧比較で良い点や微妙な点について感じたことなどでした。
色々と書きましたが、全体としては現行モデルには満足していますし、買ってよかったと思っています。じっくりと付き合っていきたいと思います。