スーパーカブ110(JA44)のスパークプラグ(点火プラグ)を交換・点検方法について紹介します。

一般的にFI車の場合、プラグ交換時期は走行距離1万~2万キロとされていますが、部品自体は数百円程度ですから、早めに交換しておいてもよいと思います。

先日受けた1年目定期点検の時に、「電極が少し摩耗しているので近いうちにプラグ交換をしたほうがいい」と言われました。

直ちに交換しないとエンジンが動かなくなるという状態ではありませんが、数百円程度の部品ですので交換することにしました。走行距離13000キロほどでの交換になります。

必要なもの

プラグ交換に必要な工具は

プラグレンチ(16mm)

です。

プラグレンチは以下の画像のようなユニバーサルタイプが便利ですが、ラチェットハンドルと組み合わせて使えるプラグソケットも便利です。

プラグレンチ

 

プラグ交換する場合は、新品のスパークプラグ

CPR6EA-9S (NGK)

が必要です。

サービスマニュアルによると標準プラグは上記のものになっています。

旧型のスーパーカブ110(JA10)のサービスマニュアルでは、NGK製とDENSO製プラグの二つ記載がありましたが、JA44はNGK製のみの記載になっています。

点検・交換方法

点検・交換はそれほど難しくありません。

以前JA10のプラグの点検・交換方法についての記事を書きましたが、それと手順はほぼ共通です。

では実際の様子について紹介します。

 

プラグが取り付けられているのは、レッグシールド内側にあるエンジン前方の右側、フロントタイヤの後ろ側に近いところにあります。

黒のキャップがプラグキャップになります。これを手で外側に引っ張ると外すことができます。

 

プラグキャップを外すとプラグが見えます。

 

プラグレンチを確実に差し込んで、左回しに回します。

 

最後まで回せたら、プラグが取り外せます。プラグが取り付けられていた穴からエンジン内部にホコリ等が入らないように気を付けましょう。

 

外したプラグはこんな状態です。新品のプラグ(以下画像左側)と比較してみると、電極が少し摩耗しているのがわかります(走行距離13000キロほど)。

 

交換せずに点検する場合は、電極部分をワイヤブラシなどで清掃し、プラグギャップ(電極すき間)が0.8~0.9mmになるように調整します。

電極のすき間の測定はワイヤタイプのプラグゲージを使用します。

 

交換の場合は新品のプラグを、点検の場合は清掃・調整したプラグを、取り外しと逆の手順で取り付けます。プラグの締め付けトルクは、16N・mです。

目安としては、プラグレンチで力を入れすぎない程度の力で回転が止まる締めてから、およそ1/2回転ほどという程度です。

プラグキャップは、きちんとハマるまで奥に差し込みます。

エンジンをかけてみてチェックして終了です。

おわりに

今回は新品のプラグ(標準プラグ CPR6EA-9S (NGK))に交換しました。

交換後に乗ってみたところ、エンジンが以前より心持ち調子よくなったような気もしないでもないですが、体感的にはほとんど違いは感じられません。

ただ、エンジンの重要な部品であることは確かですので、ある程度の距離を走ったら早めにして損はありません。

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