今回はスーパーカブ110(JA44)のレッグシールドを取り外す方法を紹介します。

JA10では左右分割式のレッグシールドでしたが、JA44は左右一体型のレッグシールドになりました。昔のカブも左右一体型のレッグシールドでしたが、取り外し方法等は異なります。

昔のカブはレッグシールドを留めている6か所のボルトやナットを外せば取り外すことができましたが、現行カブの場合はそうはいかず、フロントカバーとメインスイッチカバーを先に外す必要があるので、作業量は増えます。

JA44(スーパーカブ50(AA09)のレッグシールドも外し方は共通と思われます)特有の方法ですが、それほど難しい作業ではありません。

取り外す際に参考にしていただければと思います。

 

Sponsored Links

レッグシールドの取り外し方

レッグシールドを外すには、フロントカバーとメインスイッチカバーをまず外す必要があります。

フロントカバーは正面のエンブレムの下にあるネジ(スクリュ)を一つ、プラスドライバー(+2サイズ)で外します。

JA44のフロントカバー

 

ネジを外して手前に引き、下から上に持ち上げるようにすれば外れます。爪がありますので、慎重に行います。

 

フロントカバーの次はメインスイッチカバーです。キーシリンダー周辺のカバーですね。

フロントカバーを外したところの上部に二本のタッピングスクリュが留まっているのが見えます。この二つをプラスドライバーで外します。

 

外したらメインスイッチカバーを後ろに引くと外れます。

スーパーカブ110(JA44)のメインスイッチカバー

JA44のメインスイッチカバーの取り外し

メインスイッチカバーにも爪がありますので、傷めないようにゆっくりと慎重に外していきましょう。

取り外したら爪がどのようになっているか、一応確認しておくとよいと思います。

Sponsored Links

 

次は本丸のレッグシールドのスクリュを外します。

コンビニフック(荷掛けフック)を留めている部分の左右1か所ずつ(右側は段付きスクリュ)、上部1か所、足元左右2か所ずつ(一番下はワッシャ付き)、合計7か所のネジを外します。

 

全て外して持ち上げるとレッグシールドを外すことができます。

スーパーカブ110(JA44)のレッグシールドの取り外し

 

取り外しは全体を通してそれほど難しい作業ではなかったと思います。

取り付けはこれまでと逆の順番で取り付けていきます。

取り付けの際の注意点

レッグシールドを留めているスクリュの締め付けトルクは全て8N・mです。

取り付けの際の注意点としては、 フロントカバーとメインスイッチカバーの爪(ツメ)を折ったりしないように気を付けることですね。

取り付ける前に爪がどのようにしてハマっているのか確認したほうがよいです。

特にフロントカバーの取り付けは、よく見て行いましょう。裏側上部にフックのような引っ掛けるところがありますので、上側から奥にかぶせるようにしてはめるとスムーズにハマると思います。ここを意識していないとなかなかうまくいかもしれません。

おわりに

JA44のレッグシールドの外し方でした。ここを外すのは、レッグシールドを交換したり、カスタムしたり、電装系の配線をしたり、エンジンをイジったりするときでしょうか。

フロントカバーなどの爪を傷めないように気を付ければそれほど難しい作業ではありません。参考にしていただければ幸いです。

P.S.
シート前部下のセンターカバー(バッテリーや車載工具にアクセスするために外すカバー)は、レッグシールドが外れていると取り外し、取り付けが結構楽になります。レッグシールドとセンターカバーを両方外している場合は、まずセンターカバーを取り付けることをお勧めします。

Sponsored Links