バイク乗りが直面する一大イベントの一つは、バイクの買い替えです。

調子よくバイクが走ってくれていて、そのバイクを気に入っているなら買い替えを考えることはあまりありません。

しかし、何かのきっかけによって買い替えを意識するようになったりします。

この記事では、管理人が6年以上乗ってきたホンダ・スーパーカブ70デラックス(C70DX)を乗り換えようと思った理由などについて記していきたいと思います。

 

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10万キロを目指していましたが…

スーパーカブ70デラックス(C70DX)を手に入れたきっかけは、以前の記事

スーパーカブとの出会い

でも触れましたが、知人がこのC70DX を廃車にしようとしていたことを聞いたことからでした。

当時の走行距離は2万7千キロということで、10万キロは走るといわれるカブからすると、それほど多くはない距離でした。

ただ、前オーナーである知人はバイクは雨ざらしで保管していたため、随所にサビが見られ、あまり程度がよいとは言えない状態でした。廃車にすると言っていただけのことはありました。

もっとも、スーパーカブの機関は丈夫に作られているので、まだまだ走れる状態でしたので、メンテナンスをすればまだまだ走れる状態でした。

サビを少しずつ落としたり、塗装したり、ワイヤー類を交換したり、その他基本的なメンテナンス(オイル、ブレーキ、タイヤ、点火プラグ、チェーン、スプロケット等)をしました。そうするとやはりいくらでも走ってくれるような状態でした。

記事執筆時点の走行距離は6万7千キロ走ですが、いまだにエンジンが動かなかくなったり走れなくて困ったということはありません。

一つだけ問題が…

ほとんどのメンテナンスを管理人自身で行っていました。

しかし、一つだけ気になることがありました。

それはオイルの滲み(にじみ)です。

以前からエンジンの下あたりがいつもオイルで汚れているということは気にはなっていましたが、バイクを止めていてオイルが地面に滴り落ちているということはなかったので、あまり気にはしていませんでした。

しかしながら、滲むオイルの量が多くなってきているらしく、走り回った日はオイルが一晩で1,2滴ほど地面に落ちるようになりました。

オイル漏れの原因は?

ということで、オイル漏れを直そうといろいろと原因を探りました。

オイルシール

まずはオイルシールです。オイルシールというのは黒い輪っかのようなパッキンです。

キックスターターペダル、チェンジペダル、フロントスプロケット部分を交換しました。キックスターターペダル部分から少し漏れていたようですが、これだけでは完全には直りませんでした。

クランクケースカバー

次にクランケースカバー部分のガスケットです。

ここもオイル漏れしやすいようですが、ここからは漏れている形跡はありませんでした。

ブローバイガスホース

その次はブローババイガスホースです。

旧式のキャブレター車についているものですが、ここが詰まってオイル漏れすることもあるということなので、ここもチェックして、ホースを交換してみました。

しかし、まだオイル漏れは収まりません。

クランクケース真ん中?左側?

最後の最後、一番大変なクランクケースの真ん中というか、ギア側の部分のガスケットが怪しそうです。いろいろとネットで情報を探したり、本を見たりしてもここからオイルが漏れるということに触れている情報はほぼ見当たりませんでした。

ということで、スーパーカブの専門店で見てもらうことにしました。すると、やはりこのクランクケースのガスケットの交換が必要とのことでした。

エンジンを下してクランクケースを割る(開ける)必要があるので、そのお店でやってもらうとすれば、数万円~10万円前後するとのことでした。

自分で出来なくはないかもだけど…

これまでカブの修理やメンテナンスは、苦労しながら(笑)ほぼ自分でやってきましたが、これ以上はちょっとハードルが高いと感じました。

少し前にキャブレターのオーバーホールに挑戦し、なんとか無事に終えることができましたがエンジン関係は神経を使うのであまりイジりたくないというのが本音です(笑)。

サービスマニュアルやスーパーカブのばらし方などを丁寧に説明した本などもありますので、それらを参照すれば、やれないことはないと思いますが…、自分のスキルレベルや時間と労力を考えると限界を感じました。

ちなみに「丁寧に説明した本」とは以下の本です。

(以下の画像クリックでアマゾンのページへ飛びます)

 

 

この本にはエンジンのばらし方なども写真付きで丁寧に解説されていますので、旧型カブの整備には重宝しました。

個人的にはサービスマニュアルよりもわかりやすかったです。上の本は「エンジン編」ですが、「車体編」もあります。

オイル漏れ防止剤?

バイクにもエンジンオイルのオイル漏れ防止剤というものが売られています。

しかし、これらの製品はゴム製のガスケットにのみ有効です。このカブのガスケットは紙製なので効果は期待できないようです。

試しに入れてみましたが、効果はありませんでした。

10万円近くの修理費よりも買い替えを選択

ということで、オイル漏れについては万策が尽き、10万円前後の修理費を出すか買い替えるかの選択を迫られることになりました。

冒頭でも書いた通り、このカブは譲ってもらった時点で走行距離2万7千キロ、雨ざらしの状態だったのでサビも多く、程度はよくありませんでした。

それを6年間乗って6万7千キロ、外観もきれいではないので、これに10万円前後の修理費はかけたくないということで買い替えを選択することにしました。

スーパーカブ一択

スーパーカブに乗り始めて、燃費の良さ、維持費の安さ、丈夫さ、積載性、部品の安さ入手しやすさなどを味わうと、スーパーカブ以外のバイク乗るという選択は考えられなくなってしまいましたので、車種はスーパーカブに決めていました。

普通二輪免許を持っているので、30キロの速度制限のない原付二種から選びます。

現在新車で買えるスーパーカブは、中国で生産されたものです。

日本製にこだわるのであれば、2012年以前に販売された中古車しかありません。

中古車は70cc、90cc、110cc、がありますが、日本製カブはどれも人気があって割高感は否めません。とくに販売期間が短かった110cc(JA07)は、中古車でも新車と同じような値段がします。

なぜ新車?

これまで日本製のカブに乗ってきたので、品質の良さは実感としてとてもよくわかりますので、割高でも日本製カブを買うメリット十分にあると思います。

しかし、ホンダの方針転換で切り替わった中国製のカブがどの程度の品質であるのかにも興味でてきました。時代の流れには逆らえません。今や正規の新車は中国製しか売られていません。

天下のホンダが日本で正規販売するスーパーカブです。どこで製造しようと品質には自信があるはずです。どんなものが実際に乗って確かめてみたいという好奇心が沸々とわいてきました。

ということで、中国製造の日本で正規販売されているカブに乗って品質を確かめたいという好奇心と、程度のいい日本製のカブは高値であるということから、正規販売されている新車を買おうと決めました。

賛否あるルックス

現在新車販売されているカブ(JA10)は、クロスカブとスーパーカブ、スーパーカブプロがありますが、特にこだわりはないので、スーパーカブに決定。色はなんとなくカッコイイと思った黒(パールプロキオンブラック)。

中国製になってスタイリングが伝統的な丸目ライトから角目ライトに変わって一新されましたが、日本のユーザーにはあまり評判がよくなかったとの声も聞かれます。

しかし、管理人は「別に悪くないじゃん!」というより「むしろカッコイイじゃん!」と単純に思ってしまっています(笑)。手に入れた今は結構気に入っています。

さいごに

ということで、管理人がスーパーカブ70DXから新車のスーパーカブ110(JA10)に乗り換えた理由などについてでした。

久しぶりに乗った新車ですが、やはり新車は気持ちがいいものです。大事に乗っていきたいと思います。

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