この記事ではスーパーカブの日常点検の方法について紹介します。

バイクの点検には、法令に準じて定められた定期点検と、バイクの所有者・使用者が自分の判断で適時に行う日常点検があります(メンテナンスノート参照)。

定期点検については以下の記事で詳しく書いていますので、参考にしてみてください。

バイクの定期点検|メーカー保証を継続するためにも受けるべき

 

今回は日常点検についてです。日常点検は、日ごろバイクに乗っている人自身が自分の判断と責任の下で行うものです。

よいコンディションでバイクを乗るためにはとても大切な点検となります。こまめにチェックして愛車を管理しましょう。

 

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点検項目

メンテナンスノートに記載されている日常点検の項目は以下です(スーパーカブに該当するもののみ列挙しています)。

  1. 運行において異状が認められた箇所
  2. ブレーキレバーの遊び・効き具合
  3. ブレーキペダルの遊び・効き具合
  4. タイヤの亀裂、損傷、摩耗、溝の深さ、空気圧
  5. エンジンのかかり具合、異音
  6. 低速、加速の状態
  7. エンジンオイルの量
  8. 灯火装置及び方向指示器
  9. ドライブチェーンの緩み

 

ブレーキ、タイヤ、エンジン、灯火類、駆動系(チェーン)と安全に走行するための基本的な部分ばかりです。

では実際の点検方法を見ていきましょう。

日常点検の方法

1.運行において異状が認められた箇所

この項目は、走っていて何か異状が感じられた箇所があった場合です。

何か不具合や違和感を感じたりした場合に該当部分を点検します。

2.ブレーキレバーの遊び・効き具合

ハンドル右側のレバーはフロントブレーキのレバーです。

ブレーキレバーを握ってみて、遊びが適切であるかと効き具合を点検します。

遊びについて

遊びというのは、ブレーキを握って抵抗を感じるまで(ブレーキが効き始めるまで)の余裕部分です。

フロントブレーキレバーの遊びの標準値は10~20mm(サービスマニュアル17-3参照)です。

遊びは大きすぎても小さすぎてもいけません。定規をあてるなどして測りながら調整するとよいでしょう。

ブレーキレバーの遊び

調整する際は、ブレーキの引きずり(ブレーキをかけていなくてもブレーキシューがドラムに当たっている状態)がないかも確認しましょう。

 

フロントブレーキの調整は前輪左側のナットを回して調整します。

スーパーカブ ブレーキの遊び調整

工具は使わなくても手で回すことができます。右に回すと締り、左に回すと緩みます。

効き具合について

走らせてみてブレーキが正常に作動するか、違和感がないか、遊びは適切かを確認します。

遊びの調整をした後は、それまで乗っていた感覚と違うことがありますので、慣れるまで注意しましょう。

3.ブレーキペダルの遊び・効き具合

右側足元のブレーキペダルはリヤブレーキのペダルです。

遊びについて

リヤブレーキペダルの遊びの標準値は20~30mm(サービスマニュアル17-3参照)です。

ブレーキペダルの遊び

 

リヤブレーキの調整は後輪右側のナットを回して調整します。右に回すと締り、左に回すと緩みます。

スーパーカブ リヤブレーキの遊び調整

センタースタンドを立てた状態で後輪を回したりしながら、引きずりがないかも確認しながら行いましょう。

効き具合について

リヤブレーキの効き具合も実際に走らせてみて確認します。

フロントブレーキ同様、遊び調整後は感覚の違いに注意しましょう。

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4.タイヤの亀裂、損傷、摩耗、溝の深さ、空気圧

前後のタイヤを目視で確認し、亀裂や損傷がないか一通りチェックします。

そして、溝が十分であるか確認します。目安はタイヤの両側にある三角の目印線上にあるスリップサインです。

 

溝のチェックや空気圧についての詳細は以下の記事に書いていますので参考にしてみてください。

バイクタイヤの点検方法!スリップサインと空気圧をチェック

5.エンジンのかかり具合、異音

エンジンのかけ方には、スタータースイッチを押してかける方法と、キックスターターペダルをキックしてかける方法があります。

 

通常はスタータースイッチを使ってかけますが、バッテリーがあがってモーターが回らないときなどはキックスターターを使います。

スーパーカブ キックスターター

キックスターターもたまには使っておいたほうがいいと思いますので、両方テストしておきましょう。

6.低速、加速の状態

実際に走行してみて、低速、加速の状態を確認します。

調子が悪い時は、エンジンやエンジンの動力を伝える駆動系部品に問題がある可能性があります。

7.エンジンオイルの量

エンジンオイルは、右側足元のエンジンオイルの給油口のキャップを外して行います。

キャップを緩めて一度取り外し、先端についているオイルをウエスなどでふき取ってから、再度キャップを給油口に差し込んでオイルの量を測ります。

チェックする際は、ねじ込まない状態で差し込むだけです。

 

再度取り出してレベルゲージの範囲内にあるか確認します。

量が少ない場合は、オイルを継ぎ足すとともに、オイル漏れがないかエンジン回りをチェックしましょう。

エンジンオイルの交換方法などについては以下の記事に書いていますので、参考にしてください。

スーパーカブ110(JA10)のオイル交換方法!意外と簡単!?

8.灯火装置及び方向指示器

灯火類の点検は、実際に点灯させて確認します。

ヘッドライトはエンジンと連動した常時点灯式なので、エンジンをかけて確認します。

 

それ以外はエンジンをかけなくてもメインキーをオンにした状態だけでもチェックできます。方向指示器、ブレーキランプも確認します。

ブレーキランプは、フロント・リヤそれぞれのブレーキ単独でそれぞれ点灯するかも確認しましょう。

9.ドライブチェーンの緩み

ドライブチェーンの点検は、チェーンカバーの点検窓のキャップを外せば最低限のチェックはできます。

チェーンの遊びは20~30mm(サービスマニュアル3-9参照)です。

 

張り調整のやり方などは以下の記事に書いていますので、参考にしてみてください。

スーパーカブ110(JA10)のチェーンの点検整備方法

さいごに

以上が日常点検の方法などについてでした。

定期点検はもちろんですが、日ごろ行う日常点検もバイクを良い状態で安全に乗るためには重要です。こまめにチェックして愛車を良好に保ちましょう。

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