2019年4月にフジミ模型からスーパーカブ110(JA44)のプラモデル(1/12 NEXT 1EX-1 HONADA Super Cub 110 バージンベージュ)が発売されました。

発売前にたまたま家電量販店の模型売り場でサンプルが展示されていたのを目にし、気になっていました。

早速入手して組み立てましたのでその様子について紹介したいと思います。

全体の印象

現在、私が乗っている実車はクラシカルホワイトなので、その色のものが欲しかったのですが、今のところ、この色はプラモデルのラインナップに無いようです。

一番色が近いバージンベージュを買おうと思っていたところ、一番最初に発売されましたのですぐに手に入れました。

定価は3,600円+税 とちょっと高めですが、その分かなり忠実に細かなところまで作りこまれていると思います。実車に貼られているシールなどもかなり忠実に再現されています。

ただ、ブレーキワイヤーやメーターケーブルなどは再現されていないのでその点はちょっと残念です。

接着剤・塗装は不要

私が子供のころは、プラモデルに接着剤は必須で、塗装も自分でするのが当たり前という時代でした。

しかし、今は接着剤不要のはめ込み式で、塗装済のものも多いとテレビで放送されていたのを聴き、時代の変化を感じていました。そんな時代の流れで、このスーパーカブのプラモデルも接着剤も塗装も不要となっています。

実は私はこのタイプのプラモデルを組み立てるのは初めてでした。

メッキパーツがほしい

組み立て前にパーツを見てみたところ、メッキパーツはありませんでした。ホイールやマフラーガード、リアキャリア、ヘッドライト、リアウインカー部分などはメッキパーツになっていてほしかったところです。

その他の部品はカウル類の色や光沢、部品の造形などはかなり忠実に再現されているという印象です。

組み立てについて

プラモデルは子供のころ、自動車のものをよく作っていましたが、バイクは数えるほどしか組んだことがありません。

最近は昔のプラモデルがリバイバルされることが多いですが、懐かしくて思わず買ってしまったものもあります(笑)。

車に比べると部品が少ないので、組み立て時間は短くて済みますが、細かな点にこだわりだすとやはり時間はかかってしまいます。

一部塗装しました

自動車ものに比べて、バイクは部品が少なくて組み立てもそんなに時間はかからないだろうと思っていましたが、塗装をしたり、細かなシールの位置を実車と見比べながら貼ったりしていると、意外と時間がかかりました。

メッキされていてほしかったホイールやマフラーガード、ライト関係の部品は、シルバーで塗装しました。

その他、よりリアルにするために、マフラー、シート、ハンドルグリップ、ステップ部分はつや消しブラックを塗りました。

組立は難しくない

塗装を済ませた後、説明書通りに組んでいきました。説明書通りに進めていけば難しいところはあまりありません。

基本的なことですが、パーツの切り離しはニッパーを使い、切り離した部分のバリはヤスリかカッターなどを使って滑らかにします。

細かな部品の取り付けにはピンセットも使いました。

接着剤不要なのではめ込んでいくだけです。精度もしっかりしているので特別加工が必要だと感じたところはほとんどありませんでした。

組立て過程

まず初めに塗装を行い、乾燥してから説明書通りに組み立てていきます。

 

 

完成しました。

 

センタースタンド、サイドスタンドともに可動式で、タイヤは前後とも回転します。

 

ハンドルまわりも細かく再現されています。

 

ボーナスパーツのタンデムシートも取り付けることができます。

注意点

組み立てていて気になった点について記しておきます。

はめ込み式で簡単ではあるのですが、順番や向きを間違えたりしてはめてしまったところがありました。

間違えてはめ込んでしまった場合、はめた部分を取り外す必要がありますが、この時にパーツを破損しないように気を付けないといけません。幸い破損はしませんでしたが、細いパーツは折れたりしないように慎重に行う必要があります。

また接着剤は不要なキットですが、ボーナスパーツであるコンビニフックの取り付けは接着剤を使用しました。

それ以外には、リアブレーキ部分ははめにくかったので少し穴を広げたところ、ゆるゆるになってしまったので(笑)、この部分も接着剤を使いました。

シールは非常に細かなものが多いので、ピンセットを使うなりして工夫して貼り付けるとよいです。スイングアームに貼るシールなど、位置が微妙にわかりにくいところは、自分の本物のバイクで確認しました。

反省点

ホイールやマフラーガード、エンジン回り、リアキャリア、ライト類はシルバーに塗装しましたが、あまりうまくいっていないところがあります。

マフラーガードやサスペンションなど完全にメッキ調のところはミラーフィニッシュを貼ったり、他の部分はアルミシルバーにしたり、もう少し細かく色分けをすればよりリアルになったと思います。

冒頭でも触れましたが、このキットではブレーキワイヤーやメーターケーブルは再現されていません。自作で何かしら工夫して取り付ける余地はあると思います。

おわりに

フジミ模型のスーパーカブのプラモデルに関しては以前の記事

スーパーカブのプラモデル・フィギュア|レアものを手に入れる方法など

のなかで取り上げたことがありましたが、以前取り上げたのは、古いモデル(1958年型のC100)でした。

今回手に入れたのは現行モデルで、新設計のものです。現行モデルで初のプラモデルということで注目を集めています。

他のカラーのモデル

アーベインデニムブルーメタリック

タスマニアグリーンメタリック

 

も発売されています。

細かな点がかなり忠実に再現されていると感じました。実車に乗っているので、特によくわかります。ハンドルまわりやスイングアーム部分の小さなシールは涙モノです(笑)。

風防やリアボックスなどのオプションパーツがもっとあれば楽しいですが、需要と製造コストのつり合いはとれないかもしれませんね(笑)。

<関連記事>

フジミ製スーパーカブ(C100)のプラモデルを組立|塗装が大変

 

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