スーパーカブの新型が近いうちに出るのではとの噂は以前からありましたが、先日、新聞をはじめとするマスコミで新型スーパーカブについてのニュース報道がされました。
10月末から11月頭にかけて行われる東京モーターショーでフルモデルチェンジした新型カブの姿が発表され、2017年11月に、販売が開始されるそうです。
ということで、現行型のスーパーカブに乗っているカブ好きの管理人も気になっています。
以前の東京モーターショーですでに発表されているコンセプトモデルのEVカブ(EV-Cub)も気になりますが、まずは近く販売されるであろう新型スーパーカブについて思っていることなどについて書いていきたいと思います。
目次
わかっていること
報道などによって今のところわかっている点は
- 発売日は2017年11月10日
- 価格は約4万円の値上げ
- 国内(熊本)で生産
- 丸目ライトになる
- ヘッドライトには発光ダイオード(LED)を採用
- サイドカバーが復活
- 125ccも追加される?
カブ好きにとっては、どれも重要な情報に思えます。
追記1:ホンダの公式サイトより正式にスーパーカブの50と110、それぞれの排気量のプロの新型の価格や詳細が発表されました。
http://www.honda.co.jp/news/2017/2171019-supercub.html
追記2:先日東京モーターショーで新型スーパーカブを見てきました。その様子を以下の記事にしましたのでよろしければそちらもご覧ください。
新型スーパーカブ|125cc販売なし!東京モーターショーの感想など
気になること
それぞれ気になる点ですので、触れていきたいと一ファン、一ユーザーの視点でコメントしていきたいと思います。
発売日は2017年11月10日
発売日はもう少し後の来年くらいかなという気がなんとなくしていたのですが、今年の11月10日ということで、東京モーターショーが終わった直後ということですね。
スーパーカブは2017年中に世界生産累計台数が1億台を突破すると言われてきており、2018年には誕生60周年を迎えます。
1億台を突破する時点および、誕生60周年を迎える前にモデルチェンジをしておきたいということなのでしょうか。東京モーターショーで新型スーパーカブは 1億台記念車との位置づけになるようです。
60周年を現行の角目のカブで迎えるよりも、国内生産に戻した新型のカブで迎えるというのがファンにとってもなんとなくうれしい気もします。
価格は約4万円程度の値上げ
コスト削減などの理由で中国生産に切り替えたものの、日本国内の生産に戻すのですから、多少の値上がりは覚悟しなければなりません。
それが4万円程度というのは適切かどうか・・・。
50ccは税抜き215,000円、110ccは255,000円とのことですが、現行型の価格は
- 50ccが179,000円
- 110ccが218,000円
なので、約4万円の値上げですね。
その前の国内生産のモデルでは
- 50ccが195,000円(カスタムは225,000円)
- 110ccが238,000円
なので、過去の国内生産と比べても2万円ほど高くなるということです。
これが高いか安いかはバイクの仕上がり具合によりますので、今のところは何とも言えません。
「安い、お得」と言えることを期待したいと思います。
国内(熊本)で生産
国内生産というのは、品質が高いということとワンセットで考えられることが多いように思いますが、その点はどうなのでしょうか。
成長著しいアジア製品の品質は上がってきているのは確かです。中国製であってもさまざまな製品の品質が昔よりも上がってきていると感じます。
しかし、やはり国内生産というのは日本人としては安心感があります。
また、たとえ組み立てる部品が海外製であったとしても、最終的に組み立てるのが国内であれば、厳しいチェックが行われ、品質管理がされることを期待したいと思います。
丸目ライトになる
新型は丸目ライトの従来のカブのデザインを踏襲したものになるようです。
そもそも現行型が角目のライトになったのは、丸目ライトのデザインがアセアン地域ですこぶる人気がなく、各国の要望を取り入れた結果だそうです(『All about SUPER CUB(スーパーカブ大全)』52頁参照)。海外でもたくさん乗られているため、その評判は無視できなかったのでしょう。
東京モーターショーで発表される予定のバイクの画像がホンダの公式ページに掲載されていますが、2009年発売のJA07のデザインによく似ています。
日本で人気のあったデザインに戻すということですね。日本のカブファンの心をとらえる可能性が大きいと思います。
ヘッドライトには発光ダイオード(LED)を採用
現行カブのヘッドライトはハロゲンバルブですが、新型はLEDバルブになるとのことです。
LEDバルブのメリットは、
- 寿命が長い
- 消費電力が少ない
- 明るい
で、その他にもLED特有のピカッときれいな光で新しい雰囲気がしますので、新型にふさわしいのではないでしょうか。
サイドカバーが復活
JA07よりも前のモデルには、シート下の両サイドにサイドカバーがありましたが、JA07以降のモデルは廃止されていました。
バイク専門雑誌の『モトチャンプ 2017年11月号』によりば、そのサイドカバーが復活するとの情報がありました。サイドカバーといえば、車載工具や書類などを入れておくのに便利なスペースを提供してくれていました。
両サイドにあるので、ちょっとしたものを入れておくのにも便利で、デザイン的にも丸目カブのデザインにマッチしています。サイドカバーが復活するとすると、より一層昔のカブらしくなりますね。
125ccも追加される!?
こちらもバイク専門雑誌の『ヤングマシン 2017年11月号』や『オートバイ 2017年11月号』によれば、新型スーパーカブには50cc、110ccに加え、125ccの情報も掲載されています。
日本の税制区分では、50cc以下、50cc超~90cc以下、90cc超~125cc以下の区分になっているにもかかわらず、あえて110ccを選択してきたというのには理由があるはずです。
単にパワーやスピードを求めるのではなく、燃費やコスト面などのバランスも加味した結果なのだと推測します。
125ccモデルは参考出品にとどまると思いますが、125ccモデルがあれば正直、乗ってみたい気持ちはあります。
タイのホンダからはスーパードリームという名前で125ccモデルが出ていますが、日本のホンダとは別法人のため、日本のホンダから手に入れることはできません。輸入車として手に入れることはできますが、アフターサービスなどの面で不安を感じる人がいるのは事実です。
個人的には日本のホンダから日本向け正規の125ccモデルが出ることを望みます。
追記:125ccモデルの販売予定は今のところないそうです。東京モーターショーで新型スーパーカブを見てきた様子を以下の記事にしましたのでよろしければそちらもご覧ください。
新型スーパーカブ|125cc販売なし!東京モーターショーの感想など
おわりに
新型スーパーカブについて気になることなどについて書きましたが、実際のデビューを待ちたいと思います。
どのようなバイクに仕上がっているのか、自分が実際に乗ることができるのはいつになるのか・・・、わかりませんが、乗れる日が来ることを願って待ちたいと思います。