現在管理人が乗っているスーパーカブ110(JA10)は、ちょっとワケがあって(笑)、右側のリヤウインカーを破損してしまいました。

破損した点は、リヤウインカー右側のレンズが割れたことと、ベースの樹脂部分横にガリキズがついてしまったことです。

今回はそれを修理した様子について書いていきたいと思います。

リヤウインカー破損

リヤウインカーの交換方法!

実は破損する数日前に、たまたま立ち寄ったアップガレージライダースで「スーパーカブ50(AA04)用」と書かれた中古のリヤウインカーセットを手に入れていました。値段はテールランプとセットで800円くらいでした(安い!)。

ウインカーASSY

50も110も部品は同じだろうから、何かあったときの予備として持っておこうという軽い気持ちで購入していたのでした(後で部品番号を確認すると全く同じでした)。

ちなみに画像の部品、正式名称は「ウインカーASSY」で、純正部品の定価は左右どちらでも一つ2,950円です。ちなみに、レンズだけなら2,100円です。

新品の純正部品は高いので、同じように交換される場合は、アップガレージのような中古部品店やネット通販サイトなどで安い中古品がないか探してみることをお勧めします。

それはさておき、破損したのはレンズ以外にベースの樹脂もガリ傷がついていますので、 ウインカーASSYまるごと中古品と交換することにしました。

 

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中古品と交換

一口に交換といっても、手に入れたばかりのバイクでは勝手がわからないことが多く、思いのほか苦戦したりすることがあります。

そんなときにとても役に立つのがサービスマニュアルです。サービスマニュアルとパーツカタログについては以前記事でも書きましたので、よろしければ参考にしてくださいね。

スーパーカブのサービスマニュアルとパーツカタログについて

 

初めて触るバイクだと、下手に外そうとするとプラスチックカバーのツメを折ってしまったりする危険がありますが、サービスマニュアルには外し方も詳しく書いてありますので安心です。

作業手順

ということで作業を開始。

どうやらウインカーの交換にはリヤキャリア下のプラスチックカバーを外す必要があるようです(レンズ交換だけならレンズ下のプラスネジ1本を外すだけでできます)。

まずはリヤキャリヤを外します。ボルト2本外し、リヤショックの左右ナットを緩めて後ろへずらせば外れます。

 

次にその下のプラスチックのカバーを固定しているプラスネジ4本を外します。ところがネジを外しただけではプラスチックカバーは外れません。

ということでサービスマニュアルを見ると、後方へスライドさせると外れるとのことでした。こういうちょっとしたことがとても大事だったりします(笑)。

 

次にウインカーの配線を外していきます。

リヤタイヤの泥除け部分の裏側から内部へ入っている配線を確認し、右ウインカーから出ている2本の線を外します。長い方と短い方で区別します。

内側がどのような取りまわして配線されているかを、しっかりと覚えておくか写真を撮るなどしておきましょう。

 

次に泥除け裏部分のウインカーを固定している二つのナットを外します。

 

線を引き抜くとウインカーASSYが外れます。

 

これまでと逆の手順で中古のウインカーASSYを組みつけます。線の取り回しも同じようにきちんと行って二本の線も接続します。

中古品のウインカーASSYの黒い樹脂部分は白っぽくなっていることがあるので、アーマオールで拭いておくときれいになります。

この段階でウインカーが点灯するかテストしてもいいでしょう。点灯しない場合は、球切れか、配線に問題があるか、接触不良かいずれかなので、それぞれを確認しましょう。

点灯(点滅)カバーとリヤキャリアを取り付けて完了!今回は結構簡単にできました。

 

・・・といきたいところでしたが、左右のレンズの透明度?が違う!ってことに気がつきましたorz

画像ではわかりにくいですが、遠くからでも右側が少し黒ずんでいるのがわかります。

まあ気にしなければいいのですが、気になります(笑)。

じゃあ、左側も中古のレンズに替えればOKですが・・、わざわざ古いものに替えるのも抵抗があります。

ということで何とかならないか工夫してみました。

 

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ウインカーレンズの黒ずみをとる方法!?

以下の画像でも少しわかりにくいですが、イメージ的には以下のような違いです。右がこれまで付いていた右側ウインカーレンズ(内側が割れています)、左側が中古の左ウインカーレンズ(今回は使いません)。

黒ずみの原因は、レンズの内側に入った細かなホコリも一因のようでした。しかし、レンズの透明部分と銀色の反射部分は一体化していて外すことはできません。ですので十分にふき取ることは困難です。

そこで、つけおきタイプの台所用漂白剤(プラスチック製品も可能なもの)で漂泊してみることにしました。

適量の水を入れて規定の分量を入れて放置します。

 

規定時間つけ置きした後、水洗いして水気をとって乾燥させます。

だいぶきれいになりました(画像右)。が、画像左のこれまで付いていたウインカーレンズ(内側が割れています)と比較すると、やっぱりちょっと違います。

 

透明レンズ部分のヤケというか経年劣化はどうしようもなさそうです。

「左側の結構きれい!まだ使えるのでは?」

ってことで、ボンドとシール材を使って内側の割れた部分を完全接着させ、再利用することにしました(笑)。欠片は全部残っていたのは幸いでした。

割れたレンズを接着して再利用!

隙間ができそうなところはボンドではなく、シール材を使いました(主に端の方)。レンズに隙間があると雨水などが入ってしまいますからね。

 

よく圧着させ、テープなどでグルグル巻きにして固定し、数日放置して完全に接着させてから取り付けます。

接着が不十分なまま取り付けると、隙間ができたり外れたりしますので注意です。

 

数日放置して完全に接着させてから取り付けるといい感じになりました。

さいごに

リヤウインカーの交換・修理した様子を時系列で紹介させていただきました。

新車で納車されて間もない車両のウインカーと、どれだけ走ったかわからない中古車のウインカーでは劣化度合いが違うのはある意味当然といえますね。

安く中古部品が手に入ったと思っても、自分のバイクのものと劣化具合が違ったりすることがあるので注意しなければならないということを学びました(笑)。

今回は最終的にまずまずの仕上がりにできたのでよかったです。

 

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